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トッテナム ホットスパー (スパーズ)について語るブログ

補強予想タグ総括編

さて前回の「スパーズ補強予想」遊びの続きで、自分ならどんな選手をリストアップするか考えてみた。
既に上がってる名前を挙げても面白くないので、可能な限り掘り出し物も挙げてみようかと。

報道で出ていない選手を探すために、Football Manager (FM)のデータベースを活用。~が得意とか~能力が高いとか書いてるのはこのデータベース基準。フルで試合を見てる訳じゃないので見当違いかもしれない。ハイライト動画はあれば貼る。

以下にとりあえず自分のリストを公開する。金額は全部£。

GK

ニックポープのような選手が取れるなら理想だが、彼は別のクラブでもスタメンを張れるだろうし、本人も出場機会を求めているのでは。ベテランのボールプレイングGKはほぼ皆無なので、やはり若手発掘に動く。

Alexander Nübel→シャルケの22歳193cmのドイツ人、FMの能力値では「落ち着き」「パス能力」が高いボールプレイングGK。身長の割にはアジリティが高くエリアからの飛び出しも得意。シャルケということでノイアー二世と言われ始めている。
今季12試合スタメンと出場機会も増えており、本当にそのような逸材ならシャルケは手放さないはずだが、なんと現契約は21年まで。今後の契約延長交渉の動向には要注目。仮に延長しなければ£5m程度と見積もり。
Alexander Nübel - Best Saves 2015-2017 ᴴᴰ - YouTube


Marek Rodák→フラムの21歳で、ロザラムにローンされていた。195cmの長身だがアジリティも反応速度も高い。空中戦に強くパンチングが得意。足元、落ち着きは普通。そこまで都合よくボールプレイングGKは転がっていないか。スロバキア国籍だがフラムアカデミー出身のHG。実績は乏しいため£2~3m程度。スパサポでこの選手を知ってる人が居たらすごい。
Marek Rodák - Rotherham United/Slovakia Highlights 2018-19 (so far) - YouTube

RB:

スタメン級の選手を発掘するのは意外と難しい、オーリエ放出は性急過ぎたかとすら思えてきた。
イングランド人の逸材が良く生まれるポジションということもあり、若手HGをリストアップ。

Max Aarons→15m、ノリッジ18歳イングランド人。報道でも上がっていたが、とにかく速い。LSBも出来るみたい。
MAX AARONS - Skills & Defence | 2019 | Norwich City - YouTube

Reece James→15m、ウィガンの18歳イングランド人。クロス、加速、運動量が特徴。
https://www.youtube.com/watch?v=u6xjrk4mN5o
(後記:チェルシーのローン戦士でした。スワンズジェームスと混同した模様。)

CB:

Kristoffer Ajer→セルティックの20歳ノルウェー人CB。196cmの巨漢ながら足元のテクニックに優れ、中盤もこなす。しかもDMFだけでなくCMもこなすようでハイライトを見る限りでは攻撃参加もめちゃくちゃする。ヤンの後継者ならこれくらいエキセントリックなCBでもいいんじゃないか。英語も問題ないだろう。TMの市場価格は1.8m。高く見積もってもファンダイクがセインツに移籍した時の15mは超えないだろう。
KRISTOFFER AJER | Skills, Defence, Assists | 2016 - YouTube

DM/CM:

プレーメーカーやbox to boxタイプはほっといてもアカデミーから上がってくるからまあいいや、と判断。GenkのBergeも見たけど、AjerがDMFを出来るならプレースタイルが被りそう。そういえば二人ともノルウェー人だ。

Santiago Ascacibar→シュツットガルトの22歳DMF。168cmの小柄でアジリティを活かした守備範囲と強烈なタックルが売り。サイドをオーバーロードされて中盤スッカスカになる問題を解決したい。パス能力が平均的だが、ここが伸びれば面白い。ただし彼はシーズン10枚くらいはイエローをもらうカードコレクター。スパーズのカンテになるか、ラメラと共に狂犬として生きるか、面白いので入れてみた()
そういえばワニャマもスパーズに来る前はレッドで退場しまくっていてめちゃくちゃ荒い選手だと思われてたけど、実際来てみるとそれほどでもなかった。チームの中でどこにしわ寄せが来るかによるのだろう。
去年アルゼンチン代表に初招集されているので、ポチェ達も絶対にプレーを見ているはず。フォイスと同年代なので、共に代表定着を目指すというのも面白い。市場価値は14.40m。25m以内で落としどころが見つかるか。
Santiago Ascacibar ● WELCOME TO PSG ? ● Crazy Defensive Skills & Passes |HD - YouTube

AM:

来季も 4-2-3-1, 3-4-1-2など複数のフォメを使い分けると思われる。
そうなると前線の選手も複数の戦術、フォメに対応することを要求されるため、多分中途半端な選手をとってもついてこれない。未知数な選手の獲得は不要か。

Jack Grealish→昨夏はヴィラのオーナー変更があったためスパーズ行きが破断。ただそれでも昇格出来なかった場合はFFPに引っ掛かる可能性が有りヴィラは今夏スター選手を売却する必要がある、とSwiss Rambleで伝えられていた。移籍を確信しファンに別れを告げた後で移籍が破断したため相当ガッカリしたはずだが、一転奮起し今期はキャプテンとしてもチームを牽引。ウィンクスともU-21代表で一緒になったこともあるようで、スカッドとの親和性やメンタリティ面もクリア。理想的なプロフィール。もう路上で泥酔していた頃の面影はない。
YouTube

WG:

AMFと同様でこれ以上エンクドゥはいらない。セセニョンはまだまだ若いのでもう一度フラムでチャンピオンシップからやり直すのもいいんじゃないかと余計なお世話を焼いている。個人的にPSVのロサーノのような選手が理想かなと思う。

Hirving Lozano: プレースタイルは説明不要か。スペイン語話者かつオランダの環境を経験しているのでスカッドへの親和性も高そうだ。

その他

(GK)Hart, Pope, Onana, Gunn(CB)Ake, De Light, Andersen(RB)Wan-Bisaka, Valery (DMF)Ndombele, Berge, Zakaria, Diawara(CMF)Van de Beek, Gomes(AMF)Fornals, Forsberg, Felix, Celina(WG)Ziyech, Sessegnon, Lozano, Bergwijn, Jota, Bowen
大体タグを見て拾ったが、他にもたくさん挙げてもらっている。
全く聞いたこともない選手は名前を憶えられないのでこの中には入ってません()

ポジションごとの総括

GK:HGを確保し、編成を楽にしたい。ベテランのHartもありだが、さすがに伸びしろが無さすぎるか?Gunnのプレースタイルはあまり知らないが、セインツが残留すればそのまま残るだろうし、降格してもピックフォードのように他のプレミアクラブで出場機会をもらえるかも。さすがにRodakは未知数すぎるか。Nübelは多分非HG枠を割く価値がある。

CB:De Lightを取ると予算の半分近くが持っていかれる。どこを優先するか、人それぞれ意見が分かれるところ。AkeはHGかつ左利きなので希少価値特大の割に移籍の噂は少ない。AndersenのプランBでAjer、狙うのはこういう大柄ながら足元の技術もあるタイプか。我ながらAjerはなかなか面白い発見なので、今後追ってみたい。

DMF:今ベルギーリーグで一番のタレントがBergeらしい。大柄ながらテクニックもあり、ベルギーリーグ最高移籍金額(ティーレマンスの約£22m)超えか?他にもNdombele, Zakaria, Diawaraなど、サポが欲しいと思う選手の傾向はフィジカルとテクニックを備えた選手の模様。
個人的にはデヨングくらいの異質な選手でなければ「デンベレの代わり」は務まらないので、方向性を変えるのも有りかと。そこで見つけてきたのがAscaciabar。ギャンブル要素が強過ぎるが、カンテやトレイラのような機動力があってそこそこボールも繋げるDMFが居ても面白いなと。

CMF:オプションが多いだけに好みが分かれるところ。DMFの延長でテクニックとフィジカルのあるGomesのようなタイプか、AMFを兼任出来そうなVan de Beekのような選手を狙うか。この辺は来季のプレーモデル次第か。

AMF:リバプール戦のように最終ラインでプレスを空回りさせ、疑似カウンター状態を発動させるプレーモデルをメインにするのであれば、運ぶドリブルからスルーパスやクロスに繋げるのが得意なGrealishは適任。
シティ出身でHGのCelinaは中央でもサイドでもプレー出来るっぽいので割と似たプロフィールの持ち主なのかもしれない。この間のカップ戦で古巣シティを苦しめていたが、それ以外の情報が無い。ベンフィカのFelixは逸材と言われているが契約解除金が€120mだとかなんとか。最近ELで大活躍をした模様。今移籍する必要性が無いし、このまま成長すれば数年後には契約解除金並みの市場価値になってるかも。

WG:移籍金の高そうな選手がずらりと並ぶ。2トップの一人にソニーかルーカスを配置しつつ、仮に4-3-3も使うならここに投資するのもありか。Ziyechのような中央でもプレーできそうな選手よりはST兼任の選手の方が編成上助かると思う。ケインもマークがきつ過ぎて怪我が増えてるし。
Sessegnonは結局WGなのかLBなのか分からない。

(仮)来季スカッド

タグから拾った選手も含めて1案出してみる。

(4-2-3-1, 4-3-3, 3-4-1-2)
GK:ロリス、ガッザ、#Gunn (10m)
RB:#トリッピア―、#KWP
CB:ヤン、サンチェス、フォイス、Andersen (25m)
LB:#ローズ、##デイビス
DMF:ダイアー、###スキップ、Berge (25m)
CMF:シソコ、#ウィンクス
AMF:#アリ、ラメラ、#Grealish (30m)
WG:ソン、ルーカス 、Lozano (60m)
ST:#ケイン、###パロット
#PL/CLでHG、##はPLのみHG、###登録不要/Bリスト
獲得費用合計:£150m

・50m余る結果となったが、まあこれくらい予算に余裕を持たせるくらいの方がいいだろう。
・HGを2人増やし8人とした24人構成(そのうち二人は登録不要/Bリスト)。やや人数が少ないが、これ以上一気に獲得するのはチームのケミストリーとかレヴィの時間とか考えると難しい。これ以上少なくても困るし、5人程度の獲得が現実的。
・20代後半のトリッピアー、ローズが数年後移籍したとしても、スキップ、パロットが居るのでとりあえず穴埋め出来る。アカデミー最高。
ジョレンテは他の選手と違うクオリティがあるし、ケインが長期離脱ということで契約延長もありかもしれない。
・パロットはさすがにまだ計算に入れるには早いが、彼は相当な逸材で緊急事態&カップ戦で下部リーグのチームを引けば来季でデビューするかもしれない。

まとめ

多分この予算で各補強箇所を埋めようとすると、どう足掻いても目玉補強は一人しか取れないと思う。
どうしても欲しいという選手がいればデヨングのように突撃する可能性もあるが、結局最後は選手の気持ち次第となり上手くいくかどうかは予想できない。デヨングも「もう一年アヤックスでやる」→バルサ行き合意ということで、別にスパーズが何か間違ったことをしたわけではない。クラブ間交渉はクリアし、給与や出場機会、クラブの将来性なども含めて大筋で納得させられる条件は提示しているということだし。
そして大問題なのが今回の補強予算はエリクセンの売却を前提としていること。来夏の移籍市場では質も量も揃えないといけないので、この売却資金がなければ目玉補強はほぼ無理だろう。スター選手を残すことが出来るというのは素晴らしいことだが、即戦力の獲得なしでは上積みが乏しい。結局来季も今季と同様の成績になるだろう。

あとがき

皆さん今回の企画に参加頂きありがとうございました。
単純にあの選手が欲しい!というだけでなく色々な制約を付けて考えてみたことで、今まで知らなかった選手やルールなど、色々発見があったのではと思います。
あんまりあの選手が欲しいとか言うと他サポから怒られる可能性があるので、そのときは「あくまでスパーズの移籍市場での動きを理解するためのシミュレーション」と言い張っておいてください笑
個人的には、選手が年をとる以上世界中のいかなるクラブも放出と補強を常に繰り返さないといけない訳で、あまり神経質になる必要は無いかなと思いますが。今回のシミュレーションのように主力選手の放出はある意味補強のチャンスでもあり、スパーズに放出話が出る度にクラブが崩壊するかのように騒ぎ続けるメディアにはガッカリですね。

レヴィやポチェ、そしてスカウト達にとってはなかなか厳しい夏となりますが、さすがに放出する数が多いので今年はそこそこの補強が期待できるはず。というか補強しないとローテーション枠が若手だらけになる。数を揃える中で質も担保しないといけないので中々難しいところではあるが。
残り試合も少ないですが、今年は何度も逆境を跳ね返してここまで来たポチェ以下現行スカッドの面々を信じて最後まで応援していきましょう。